六軒島大量殺人事件(1986年10月4日〜5日)
伊豆諸島、六軒島。
全長10kmにも及ぶこの島が、観光パンフに載ることはない。
なぜなら、大富豪の右代宮家が領有する私的な島だからである。
年に一度の親族会議のため、親族たちは島を目指していた。
議題は、余命あと僅かと宣告されている当主、金蔵の財産分割問題。
天気予報が台風の接近を伝えずとも、島には確実に暗雲が迫っていた…。
速度の遅い台風によって、島に足止めされたのは18人。
電話も無線も故障し、隔絶された島に閉じ込められた。
彼らを襲う血も凍る連続殺人、大量殺人、猟奇の殺人。
台風が去れば船が来るだろう。警察も来てくれる。
船着場を賑わせていたうみねこたちも帰ってくる。
そうさ、警察が来れば全てを解決してくれる。
俺たちが何もしなくとも、うみねこのなく頃に、全て。
うみねこのなく頃に、ひとりでも生き残っていればね…?
貴方に期待するのは犯人探しでも推理でもない。
貴方が“私”をいつ信じてくれるのか。
ただそれだけ。
推理がしたければすればいい。
答えがあると信じて求め続けるがいい。
貴方が“魔女”を信じられるまで続く、これは永遠の拷問。
選択肢でなく、あなた自身が真相を探るサウンドノベル。
推理は可能か、不可能か。
連続殺人幻想『うみねこのなく頃に』の世界をお楽しみ下さい。